育児中 「私は何もしていない」って本当?
よく、おかあさんたちから聞く言葉で
「何もできない」
「私は何もしていないから」
という言葉をよく耳にします。
例えば買い物のためスーパーに行こうとしたら
車の鍵がない、
車に乗るとガソリンがない、
スーパーについたら欲しいものがない、
別のスーパーではレジが激混み、
やっと自分の順番になり財布を取り出そうと思ったら財布がない!
そしてまた家に戻る、、、
というように、普段なら簡単にできることが全く出来ない、というのが育児です、というような文章を読んだことがあります。
必死に子どもの向き合ってふと後ろを振り返ると、
山積みの洗濯物、シンクには汚れた食器、、、
あー、私今日何もしてない
そう思ってしまうお母さんがとても多いです。
でもそれは大きな間違い!
洗濯物を畳めばきれいに片付いて、
食器を洗えばシンクはきれいな状態になる、
そんなふうに直ぐに結果は出ないけど、
赤ちゃんが「お母さんー!」って呼ぶ声に反応して
赤ちゃんの欲求に応えてあげると
赤ちゃんは守ってくれる人がいると覚えます。
自分を大事にしてくれる人がいると覚えます。
人にやさしくする方法を覚えます。
人に優しくしてもらうことの嬉しさ、暖かさを覚えます。
そうして赤ちゃんが大きくなると
自分を大切に出来、人を大切にでき、
チャレンジして失敗しても帰る場所があると知っているのでいろんなことに挑戦出来ます。
赤ちゃんにとってこれから生きていく上で
本当に糧になる、基盤となる気持ちの根底に必要なものを
今お母さんは育てています。
食器や洗濯物のように直ぐに結果は見えなくて、
何年先、何十年先にやっと結果が見えるかな、というような長い道のりの、
でもすごく大切な「人を育てる」ということを
今お母さんたちは行ってくれています。
何もしてなくないよ。
本当に大切なことを、してくれてます。
おかあさんは、すごい!